インプラント治療の進め方
◆インプラント(歯科)とは、人工歯根のことで、天然歯根の代用として、この人工歯根を顎の骨に埋め込み、そこに人工の歯を取り付けるという治療法です。 現在使われている歯科用インプラントの多くはチタンで出来ています。チタンは長年の臨床研究の結果、歯肉や骨と相性が良く、顎の骨にしっかり結合することが証明されています。インプラントが、顎の骨にしっかり固定されることで、噛み心地も天然歯に近くなり、異物感や発音の違和感もなくなります。
◆このインプラントの利点は、歯がなくなったことによる食べ物の制限や不便、不満、不快感などのさまざまな問題を解決します。人工の歯がしっかり固定されるため、入れ歯のときの「すべり」や「ずれ」がなくなります。噛む機能が回復し天然の歯とほとんど同じくなるので、食事を楽しむことが出来るようになります。インプラントは仕上がりが天然の歯と区別がつかないほど自然です。手入れが簡単で済みます。
◆まずインプラント治療では、問診を行い、治療計画を決定します。必要があればレントゲンや、血液検査などをします。 第1回目の手術は局部麻酔で行われ、入院の必要はありません手術は平均1時間程度で終わります。通常、上顎で6~7ヶ月、下顎で3~4ヶ月です。 その後2回目の手術を行います(手術が1回のところもあります)。これは、骨と結合したインプラントの本体に歯を支える土台を取り付ける手術です。その3~4週間後には人工歯を入れます。治療終了後、3~6ヶ月に一度は検診が必要です。
◆あまり知られていませんが、インプラント治療の成功率はおよそ97%だと言われており、残念ながら100%ではありません。失敗するのはインプラントと骨が結合しないためです。これは人間の身体がもつ拒絶反応によるものだと考えられます。身体がインプラントを異物だと判断すれば骨と結合しなくなります。異物だと判断させない為には無菌室に近い手術を行うことや、使い捨ての器具を使用することなどの方法があります。